設計のポイント

金属部品を樹脂化する前に知っておきたい3つのこと

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金属から樹脂に変更出来ませんか?

ということで、当社にご相談に来られるお客様は多いです。上記画像は業務用ミキサーの筐体ですが、旧仕様のアルミダイキャスト製の筐体から、新仕様のABS仕様の筐体へ変更した事例になります。

樹脂化したメリットとしましては、

・軽量化

・コストダウン

圧倒的にこの2つが良かったです。

軽量化とコストダウンの面でお役に立てる場合が多いのも確かですが、どのお客様も共通して下記3点のご不安を抱えておられることが多いです。

3つの不安

1.耐久性の課題

2.樹脂設計への不安

3.初期コストとランニングコスト

まず、耐久性ですが、詳細をお伺いすると、次の2つを気にされる会社様が多いです。

樹脂の耐久性で不安な性質

対衝撃性…対象物にぶつかったときの耐久性

耐候性…屋外で使用される場合の紫外線劣化への耐久性

この二つですと、PC(ポリカーボネート)をおすすめする事が多いです。PCの中でも紫外線耐久グレードや、ガラス混合の対衝撃グレードなど諸々種類があります。他にも導電性や対薬品性などを重視されているお客様もおられました。

次に

設計への不安

ですが、ここは弊社の得意分野ですので、金属図面か製品を拝見できれば対応可能です!

最後は

初期コストとランニングコスト

ですが、金型コストはやはり一定のハードルにはなってきます。

その場合、生涯ロット(その部品が将来的に何個出荷される可能性があるか?)が少ないのであればアルミ金型で低コスト導入されることもおススメです。

求められる精度次第では10000ショット近く生産することも可能です。

詳細を聞いてみたい!という会社様ありましたら是非お問い合わせください。