成形トラブル

「キャビとられ」とは?

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大型成形品 金型

射出成形で起きる基本的なトラブルの1つ「キャビとられ」

そもそもキャビとは?

について説明をしますと、金型には「キャビ」と「コア」2つの方向性があります。

向かって右側の成形機のシリンダーから射出されてくる側を通称:キャビ側、可動して金型を開き、製品を突き出す側を通称:コア側と呼びます。

通常の成形サイクルでは、金型が開いた時には製品はコア側に引っ付いており、取り出し機が下りてきて製品を掴んだ後、突き出しピンで製品を押し出すことで、製品が取り出し機に持っていかれる という流れになります。下記動画を参考に

※この金型はまだ立ち上げ段階のものです 最後の合わせが硬い、、、

「キャビとられ」とは?

一言で言いますと、射出成形において、金型が開いても製品がキャビ側にはりついてしまい、製品が自動で取れない状態の事を言います。

どんな形状で発生しやすい?

「キャビとられ」が発生しやすい形状としましては、

・左右対称の形状

・コア側への抵抗を付けにくい形状

設計のポイントについてはコチラの記事に

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