成形トラブル

現場で出来る反り防止の5つのポイント

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形品に、そりの問題が発生しました。 平板が真っ直ぐな平面に出来ず、反る現象や、リブ、ボスなどが、 指定の形状を保つことが出来なくて傾いた現象を、そりまたは変形と呼びます。 今回はPPの材料、450トンで成形した、大きな成形品です。反りは、その形状によっては避けられない場合がありますが、  これの減少対策としてはつぎの方法が有効です。

成形現場で出来る反り防止の5つのポイント

(1) 移動金型と固定金型の間に温度差をつける。 

(2) 金型温度を下げる。 

(3) 金型内での冷却時間を長くする。 

(4) 離型時、成形品の突き出しがアンバランスにならないようにする。 

(5) 離型後に製品に力を加えて矯正する。(治具矯正)  今回は(5)離型後矯正する方法をとりました。 写真は治具矯正で、 1キロの重りを成形品に乗せて矯正します。

今回は成形品が大きいので、1kgの重しを使いましたが、

反った状態になった物を、ハンドバイスなどを使用して、

圧力をかけて矯正する方法もあります。

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