プラスチック製品で力のかかるパーツは金属などを埋め込む仕様になっているものがあります
成形品への金属の埋め込み方は大きく分けて2つで、
①成形する際に金型内に埋め込む「インサート」
②成形後に圧入や熱で埋め込む「アウトサート」
の二種類がありますが、今回はアウトサートをご紹介いたします。
ネジを直にプラスチックに締め付けるという加工があるのですが
何度も つけたり外したりとか トルクをしっかりと上げて締め付ける場合は
プラスチックが破壊されます。
その場合 金属ネジをインサート加工か 2次加工として アウトサート加工をして取り付けておきます。 アウトサート加工の動画 ↓
上記動画で行っているアウトサートははんだを使って真鍮ネジの温度を上げ、樹脂を溶融しながら筐体内部へ圧入していっています。大きな力は必要ありませんが、真鍮ネジをまっすぐ入れて行かないといけないので、作業者に熟練が求められます。
全ての作業者が、技術を習得して、バラつきのない作業をすることが必要です。