今日は製造現場における「異常」について解説していきます。
まずモノづくりにおける「異常」の定義とは?
①作業標準書通りの製造方法が取れない場合
②今までに発生したことがない不良が1つでも発生した場合
③設備が通常の動きと異なる動き・音を発した場合
④同じ不良が5個連続した場合
⑤他工程の部品が流入した場合
これらが発生した場合、
そもそも、製造現場では求められたQCDに応じて、現場リーダーと作業者それぞれが役割を分担して仕事にあたることが大切です。
現場リーダーの役割と作業者の役割
リーダーの役割:
要求されたQCD(品質、原価、納期)を満足する製品を生産するために、現場リーダーは生産の 4Mに気を配り、生産目標を達成する事が大切な役割です。特に、作業者には作業標準(作業手順) を遵守し、生産計画を効率よく遂行させることが重要となります。
作業者の役割:
作業標準などで決められた作業を遵守し、計画された生産を完遂することがミッションです。 もし、作業中に異常や作業標準で決められていないような事態が発生したら、
直ちにラインを止めて 現場リーダーに報告すること
が重要です。そのためには、担当する設備(あるいはライン)の状況を日
頃からよく観察し、
異常時には「どこが、どう違うのか」を説明できるように
しておくことが大切です。