社内改善・レベルアップ活動

徐電器(イオナイザ)の定期メンテナンスで成形品をゴミから守る

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皆さんこんにちは こんにちは!

今日はプラスチック工場の中で大切な設備「徐電器」のメンテナンスに関してご紹介します。

工場内で生産するプラスチック成形品には様々なゴミが付着する可能性があります。

ゴミが付着する原因の第一位としては静電気が挙げられます。

この静電気を抑えるのが「徐電機」です。

※徐電機のメカニズムは「静電気ドクター」というサイトがわかりやすいです

弊社の場合、各成形機の横についているコンベアやストッカーのそばに、徐電器が設置されており、製造時に発生する成形品表面の静電気を減少させることでプラスチック製品の表面にホコリやゴミを付着させないようにしています。

簡単な仕組みとしては、徐電器には除電針という針がついていて、先端から電気が流れることでイオンを発生させます。このイオンをファンで対象物に吹き付けることで、対象物の帯電した電気を減らすという効果があります。

この徐電器ですが、ファンがついているので非常にホコリがたまりやすいです。

特に針にホコリが蓄積すると、イオンが発生しにくくなるので徐電性能が落ちやすくなります。こういった状態になるとプラスチック製品にホコリが付着しやすくなりますので、定期的に徐電機を分解清掃して針の状態やホコリの付着を取り除いてあげる必要があります。

清掃後は、しっかり除電出来ているかどうかを計測器で測って完了です。