蓄光材は 30分ほど光に当てておくと その光のエネルギーを吸収して 消灯した後 光を放出して 光るという性質があります。 例えば 部屋の明りの下の引っ張りコードに、蓄光材を取り付けて 消灯すると 真っ暗な中で蓄光材が明るく光を放つという現象が起こります。
光の蓄えの短い、硫化亜鉛系の材料と長時間発光する アルミンサンストロンチウム系があります。 実際射出成形にするうえでの難しさは練り込みするコンテンツ%をいくらにするか?ということです。この長時間蓄光材の粉が 1キロ3万円はしますので、10%入れましても、蓄光材費3000円です。それに練り込み工賃とベースの材料代と、とても高くつきます。 更に対磨耗性のスクリューシリンダーが、練り込み時にも射出成形時にも必要ですので、設備費用も高くつきます。 いかにコストを抑えながら、品質のよい発光成型品を作るかという、蓄光材の練りこみの比率の計算が重要になります。