プラスチック成型現場では金型交換作業は、常時行なわれています。
金型は、クレーンを使って、安全に移動します。
安全のための注意点
1・荷物にふさわしい吊具(切断荷重に安全を見込む)を選定して用意する。
2・荷物の重量、重心を勘案して吊具の掛ける位置などを検討する。
3・つり上げる前に、ワイヤーなどの用具に損傷がないか確認する。
4・荷物を吊り上げたら、地切り(荷物が地面を離れたところ)した段階で クレーンを止め、フックにかかった状態や、傾きなどを確認する。
ということに留意して、安全にクレーンで吊って機械まで運びます。 数トンまで使えるクレーンなので、大きな金型も吊ることができます。 その際、安全のため、型をきっちりと、金具に付けるのが重要です。
金型を成形機に取り付けるときは、 金型の取り付け板(天板)と同じ厚みのブロックを挟んで 成形機のプレートに取り付けます。 そうすることにより、ネジが真っ直ぐ入るので、 「ネジ穴が広がって金型が痛む」 ということを防ぎます。