射出成形金型の最も汎用的な仕組みの1つ「スライド」について解説していきます。例えば上記のような部品を作る時、製品を上下割りの金型で製作しようとすると、そのままの形状では製品が離型できない(=アンダーカット)になる部分が出来ます。
そんな時に使われるのが「スライド」構造です。具体的に実例を見ていきましょう。
コア側 キャビ側
上記画像のコア側には左右に開くスライドが、キャビ側にはスライドを可動させるためのアンギュラピンが搭載されています。これが開閉する際にアンダーカット部分をカバーするように動きます。
