問題解決ブログ

海外調達案件:中国のおもちゃ工場

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こんにちは!旭電機化成の原です。しばらく更新が滞っていたのですが、製品の立ち上げで中国のおもちゃ工場に貼りつきで生産立ち合いに行ってきました。

今回は、日本で製造するとコストがなかなか合わないけど、中国の工場が得意(コストメリットがある)とする製造方法についてレビューしたいと思います。

※継続して訪問していく予定ですので、この工場に生産依頼したい方は是非お声かけください~^^

◆色入れ

1色1色、筆にアクリル絵の具をつけて加飾していきます。人件費コストで日本では絶滅寸前の技法です、おもちゃ産業が発展し、安定して仕事のある中国らしい仕事です。

◆連続2色パット印刷(4色まで印刷可能)

これも日本では珍しい機械です。

おもちゃ産業発展の礎はこの多色印刷です。日本だと1度に1色だけの機械が多いです。連続で4色まで印刷することができるので効率は良いですね。

日本では最近だとインクジェットのUV転写印刷なんかに置き換わってきているゾーンです。

◆マスキング塗装

製品を版に当てて露出した部分のみ塗料を吹き付ける方法です。

日本だとこういった多工程の仕事は人件費が嵩んで、コスト面で合わない場合が多いですが、中国では産業として発展しています。ただ、ここ20年で人件費が10倍~15倍になって、昔出来ていた仕事が今は断らないといけない値段になってきているとの事です。また、環境規制の面で行政から指導が入り、操業時間は厳しく制限されている仕事ではあります。

◆完成品

今回ご紹介したいくつかの加工方法を組み合わせるとこんな製品が出来上がります。作りたい商品があればぜひお声かけください

射出成型に色入れ
PVC回転成形にマスキング塗装
生地不明+色入れ+マスキング塗装
回転成形+マスキング塗装+色入れ

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