皆さんも上記のようなスイッチ見たことありませんか?
もともとスイッチ周辺の白い樹脂の色と同じ色味でしたが、カバーの部分がABSの経年劣化によって変色してしまっています。
ABSは もっとも汎用的なプラスチックのひとつです。
成形性、耐久性、コストどれをとっても扱いやすい原材料ですが、このように経年劣化により紫外線で色焼けしやすいという弱点があります。
社内で耐久試験をした結果は真夏の2カ月炎天下(室内)においておくとこの程度の劣化です↓
よく見ないとわからないかもしれませんが、マスキングテープで目隠しした部分と比較すると多少の色焼けがあります。
これが積み重なると、スイッチの画像みたいになります。
長期に渡って使用する製品や、他材料と組み合わせる製品はABSを使ている部分のみ色が変色していくので注意が必要です。