勉強

プラスチック金型の輸送で注意する5つのポイント

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今回は金型輸送に最適なパレットの選び方について説明していきます。

金型が立ち上がってから工場まで金型を輸送することも、製品を成形をするにあたっては重要なことです。金型が安全に工場まで輸送ができなければ、生産することがまずできません。今日は金型の輸送について学びましょう!

金型など比重の重たいものは、プラスチックパレットではなく、木製パレットを使用して金型を輸送します。その際に、金型輸送するのに使われる木製パレットはなんでもいいというわけではありません。例えば、金型を輸送しているときにパレットが壊れてしまった場合、クレーンもない状況で1トン以上ある金型を動かすことは至難の業です。

注意点① パレットの構造

下図のように、上板・下板が揃っているパレットは強度がある物を選びましょう。

上板だけがあり、下板がない木製パレットは強度がないため金型輸送するのに向いていません。また、下板が2ヶ所だけついている木製パレットも向いていません。

注意点② パレットの材質

合板パレットは強度がないので使用しない。下図のように合板が脆いので、比重が重たい金型向きではないです。

プラスチックパレットは滑るので固定がしにくいのと、壊れやすいから使用しないでください。

注意点③ パレットの割れ・欠け

割れ・欠けがある木製パレットは使用しない。

注意点④ 金型固定の方法

1.ラッシングベルトが最適ですが、PPバンドで金型を固定させます。

2. 4ヶ所に木材を釘で固定させます。

注意点⑤ 釘(釘の踏み抜き防止) 

輸送が終わったら、金型固定に使用した釘をきちんと処理をしましょう。工場の中で作業中に釘を踏み抜きする事故が毎年起きています。安全対策として使用済みになったパレットの釘を処理するか釘を打ち込んでください。

金型輸送の時に注意する点を抑えて事故や問題点を減らすようにしましょう!

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