問題解決ブログ

グリーンナノCO2 OFF 環境に優しい樹脂

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

皆さんこんにちは プラスチック問題解決工場の原(壯太)です。

今回は私の母校 東京理科大学のベンチャー企業アクテイブ社が開発した

燃焼時の二酸化炭素を60~70%削減する添加材 

「グリーンナノ CO2 OFF」のご紹介です!

この樹脂はプラスチック屋から見た目線で、これまでの環境対応型樹脂とは比べ物にならない良い点がいくつかあります。

<これまでのバイオプラスチックの課題>

これまでたくさんの環境対応型プラスチックが出てきましたが、

生分解性プラスチックは値段が高く・強度が脆い

木粉などをまぜた樹脂は着色が出来ない、焼却処分した時に排出するCO2は結局一緒

など、どれも環境に対する対策としてぱっとしないものばかりでした。

<グリーンナノの優れている点>

①既存原料に3%添加で良い

→既存原料の物性が活かせる

②ベース素材が乳白なので透明色も可能!

→自由に着色出来る

③燃焼時のCO2排出量を60~70%削減出来る(混ぜる樹脂により多少増減する)

→日本のプラスチックごみはほとんどが焼却処分されているので、

出口戦略を焼却時のCO2排出に定めるのは理にかなっている

※TENTAC社のHPを参照

<グリーンナノの出来る範囲>

ベースがPPとのことで、現状混ぜられる樹脂がオレフィン系樹脂がメインとのこと 

ABSも多少実験しているとかしていないとか、、

今後は自社製品でも採用予定ですが、OEM生産でも取り組んで行く予定です。この樹脂を使って商品化したい会社さんおられましたら是非お声掛けください。鉄でも木でも駄目で、樹脂でしか製造出来ないものも世の中にはたくさんあります。

我々は脱プラ脱プラと一様に問題視され、後ろ髪をひかれながら生産活動するのではなく、環境にも目を背けずに真っ向から取り組んで、世の中に胸をはって樹脂を生産していきたいと考えています。

最後になりますが、このような素材を開発頂いたアクテイブ社の阿部教授をはじめ、スタッフの皆様方には本当に頭が下がる思いです。このブログを見ていただいた皆様も是非、日本初で世界に環境配慮型素材を広めて、次の時代のプラスチック製品を作っていきましょう!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

コメントを残す

*