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再生材(再生プラスチック)に現状況ついて

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2024年6月27日 経済産業省が再生プラスチックの義務化を決定しました。

これにより、再生プラスチックを使用しない企業は勧告、もしくは罰金が発生するようになります。

では、現在は再生プラスチックがほとんど利用されていないかというと想像以上に使用されており、日常生活には関係ないよねと思っている方も、身近に使用されている場合があります。

例えば事務業務に使用する電卓、自分が愛用しているカシオの電卓ですが、本体に再生プラスチックが100%使用されています。

また皆さんの良く使用するボールペン、こちらも自分が使用している三菱のボールペンです。40%以上の再生プラスチックを使用した「グリーン購入法適合商品」になっています。

このように文具関係などの強度等が求められない商品や消耗品について、かなり再生プラスチックの使用が進められております。

プラスチック製造業者としての環境変化

一方でプラスチック製造業に関して下請け中心で製造を行っていると、なかなか再生プラスチックに取り組むことができません。

というのも、得意先の商品は材料指定があることが多く、再生材料が認められているのはレアなケースです。これには理由があり、再生材は強度的の信頼性が低く、成形条件が安定せず、異物が混ざって見た目が悪くなりがちと良くないことが多いです。

ただその中でもできることがあります。成形不良品、異物や黒点、焼け、シルバー等々・・・成形をしていると様々な不良品が発生します。その不良品に対して、最近は買取業者があります。ABSもPPもPCも特殊材料も買取されており、大手メーカーの子会社なども行っております。

弊社では、廃棄による産廃費用から買取に変わり、大きなコストメリットが発生しました。

法律改正もありますので、今後はもっと再生プラスチックを利用した商品の取り組みを進めていきたいと思います。

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