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金型の基本 金型冷却装置(冷温調機)の有効活用について

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プラスチックを成形すると、樹脂温度が金型に伝わり金型温度がどんどん上がっていきます。

成形時間が伸びたり不良が出たりするため、金型に穴を開けて冷却水を流せるようにします。

この冷却水を流す際に、温度を調整する機械を冷温調機と言います。

 冷却水についてですが

・冷却のしすぎで成形品に形状不良が出る。

・冷却しすぎで金型から露が吹く。(特に夏場、梅雨時は発生。金型がサビる元になる。)

・冷却しすぎで外観不良が出る。

上記3点のような製品不具合や金型不具合が無ければ、基本的に金型温度は冷やせば冷やすだけ成形サイクルが早くなり、コスト削減につながります。

冷温調機使用のメリットについて

・温度が安定するので、成形品が安定する。

→冷却水を入れることで、金型温度を一定にすることが出来、成形品の寸法、形状等が安定します。

・とにかく高サイクルでの生産が可能になる。

→金型温度を下げることが出来るので樹脂の冷却にかかる時間を短縮でき、結果的に時間当たり出来高を上げることが出来る。(製造コスト削減)

主に成形屋としては、製造コスト削減のサイクルアップと、成形不具合が出る温度をしっかり見極めることが重要になります。

金型の高サイクル化について、チラー以外にもエアーや鋼材を熱伝導率の高い物に変更する等様々な方法が有ります。

冷却の問題で困っている方は、是非ご連絡をお待ちしております。

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