最近は鉄鋼代が高くなってきており、金型費用が高い状態が続いております。
お客様も、「製品が安くても、金型がこんなに高いなら・・・」と諦めてしまうことが多いです。
しかしながらいくつかのコツがあります。お客様に提案する内容を記載させていただきます。
取り数を少なくすること
金型の取り数(一回で出来る数)を少なくすると金型の小型化が出来ます。
例えば、平らな50㎜×50㎜の板を作る際、1個取りと4個取りでは価格が1.5倍くらいは異なってきます。
大量生産を考えているなら取り数を多くして製品単価を安くすることが重要ですが、1個取りで型代を安く抑えて、たくさん売れたなら新しく取り数の多い金型を作るのも一つの方法になります。
多品種取りにすること
金型1面で、多品種を取るようにすると金型代の軽減につながります。(セット取りといいます)
例えば、4部品が必要な商品があるとすると、4部品を一度で成形できる金型を作成します。
そうすると金型代が何分の1に低下しますし、金型保管や維持の手間も楽になります。
問題としては、セット取りで成形する場合、製品の樹脂が同じで、同一色であることが条件になります。材料、色が異なる場合は追加で金型を作成する必要があります。
また大きな製品と小さな製品をセット取りする場合、樹脂の流れをかなり計算して作成する必要があり、バリ不良やウェルドなどが発生する可能性があります。
海外で作成すること
金型は世界各国で作成できます。中国や韓国が主流で、弊社でも中国で金型を作成することは多いです。価格が日本より非常に安い為、簡単な構造であれば海外製の金型を作成することもおすすめです。
ただ、海外製はずさんな設計の場合が発生することが多く、日本に持ち帰ってから大量の金型修正が必要になることがあります。安く作ったはずが、修正費、人件費で高くついた!ということも発生します。
もっとも最近は技術も上がってきており、非常に品質の良い金型を作成していただけることも多く、日本製と遜色ない出来栄えの金型が作成できます。酷いポカの金型も依然ありますが・・・
弊社はアイディア雑貨を販売しておりますので、売れる商品、売れない商品の差が大きいです。ですので、まず一個取りや、多品種取りで金型代を抑えて様子を見る事が多いです。
以上金型作成のコツでした。参考になれば幸いです。