成形方法のご紹介

インモールド成形

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インモールド成形

今日はインモールド成形のご紹介です。

インモールド成型とは、あらかじめデザインが印刷されたPET原反を

射出成形機の金型内に挟み込み、射出することにより、

樹脂の熱等で印刷されたデザインが樹脂に転移する成形方法です。

この成形方法では、成形と同時にフィルムがインサートされた形状の製品が出来ます。

成形機の上部と下部にそれぞれ送り出し機と巻き取り機が存在して、ショットごとに製品がフィルムを挟み込んで成形します。

<インモールド成形の仕組み>

成形機械の金型上下にロールtoロールのフィルム送り出し機と,

金型に真空ポンプを設置します。すると、

 ①    上のロールから転写フィルムの入ったロールが送り出されます

(開いた金型の上部から、転写フィルムが入って来る様子)

金型にフィルムが入ります

②    金型が締まり、金型内で成形と同時にフィルムが転写されます。

③    金型が開いて製品が取り出され、

   転写された後のフィルムは下のロールに巻き取られます

     左が出来た成形品、右が転写後のフィルムです。

                ↓

巻き取られたフィルムは右のようになります

ある程度の凹凸のある製品にフィルムを重ねることも出来ます。


向いている製品、向かない製品

この製造方法ではフィルムのロットが大きい事と金型費用がかなりコスト高になるので、ロットが大きくないと、償却できないことが一般的です。大手メーカーさんのガラケーやスマホケースなどはこの製法で製造されていました。小ロットでフルカラーの加飾が必要な場合はまた別のブログで投稿します

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