設計のポイント

ヒケを防止する設計のポイント

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樹脂 ヒケ事例(表)

樹脂設計の泣き所でヒケの問題があります。

ヒケの解説とその発生の仕組み

上記画像がまさにヒケの事例です。 製品設計の基本は均等肉厚ですが、リブがある部分はT字型になってしまうので、部分的に肉厚の差が出来てしまいます。するとリブの部分だけ厚みが増して(これを肉だまりと言います)、その結果収縮が周囲よりも大きくなり、ヒケに繋がります。

ちなみにこの製品の裏側はこうなっています↓

天肉に対してリブの厚みが1:1で設計されている

ヒケを防止する設計のポイント

ヒケの出にくい設計の基本は天肉2:リブ1の割合が目安ですが、これは天肉が水平な場合かつ、一般的なABSを想定した場合です。材料によっては収縮率が異なるので、注意が必要です。

天面がアールがかっている場合は天肉:リブ厚=1.5~1.8:1でもヒケない場合があります。


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