いよいよ12月になりました。(2015年12月現在)
旭電機化成 青山工場においても、
新型の金型の立ち上げが続いています。
新品の金型をはじめて使用して成形試作する時は、
依頼されたお客様や金型技術者が立ち会いのもと、成形を行います。
今回の成形品はバッテリーの外筒で、
深さと厚みがあり、難燃性の材料を使った成形品です。
一見小さなゴミ箱のような簡単な形の成形品ですが、
実際に成形すると難しいことが多いです。
特に深い成型品は、難し問題が発生する場合が多いです。
今回は、カジリ、ウェルド、シルバーなどの不良が発生しました。
かじりは、最初に成形した材料が、
金型にこびりついていることが原因だったため
金型内部を洗浄することで解決しました。
ウェルドに対しては、注入速度を極端に遅くし、
金型温度を上げることで解決しました。
シルバーは成型条件を変え、背圧増加で解決しました。
当社では問題が発生した時に知識豊富な熟練者がいるため、
問題に対して、速やかな対策が可能です。