某総菜メーカー様からのシリコン型のオーダーメードでの製造依頼がありました。ご希望数は10種類の製品で各10セットあればOKとの事。一言で言うと、
多品種・小ロットで極力、初期投資を抑えて製品を作りたい!
その気持ちは痛いほどわかります。
※量産用の製造方法はコチラを参照→<量産編>調理用シリコン型の作り方
弊社も自社製品でこういった嚥下食向けのシリコン型を製造していますが、30万~50万個の量産に耐えられる金型なので、どうしても初期費用が高くついてしまいます。
初期コストを抑えるには?
金型を作るとコストが合わないので、原型から型抜きをする方法で検討しました。金型は我々の強みですが、お客様のご予算やご要望に応じて、最適な工程をご提案させて頂きます。
ここでは、まず製造したい総菜の画像から、手加工でそっくりな原型を作ります。
多数個取りが出来るように これを複製します。
これを型枠に収めて、シリコンの注型で製造していきます。
最後に水平で割って、合わせと空気の逃げ道をつけて完成。
注型での製造は手作りなので、1個当たりのシリコン型代は高くなりますが、金型を起こすことを考えると製品個数で割ると圧倒的に初期コストを下げることが出来ます。
薄利多売の大量生産・大量消費の時代から小ロット・多品種生産で付加価値をつけた時代に入ってきています。旭電機化成(株)は時代に合わせたご提案をさせていただきます。