設計のポイント

樹脂別の推奨肉厚

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今日はプラスチック成形品を設計するにあたって、種類ごとに推奨の肉厚をご紹介していきます。この範囲をはるかに超えて分厚い品物や薄い品物を製造する場合は金型や材料選びの段階で工夫が必要です。

厚肉成形品に関しては「ポリカ厚肉成形品」や「ガス焼け不良」などのブログで解説しています。薄肉に関しては「ショート不良とその対策」の記事が参考になるかもしれません。

各材料における推奨肉厚

ここで記載している肉厚は汎用的なグレードでヒケやショートなく成形出来る(場合が多い)肉厚です。細かい事は覚えたくない!という方は肉厚2㎜で設計して貰えれば大方の材料で成形性に問題ないかとおもいます。

ABS:1.4~3㎜

PC:1.5~3㎜

PS:1.2~3㎜

ナイロン:0.9㎜~3.5㎜

EVA:1~3㎜

PP:1㎜~3㎜

今回は代表的なケースですが、ゲートからの距離や成形品の構造などによっては必ずしもそうでない場合がありますので、事前に図面診断をお申し込みください。

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